Island Peak

ローツェ南壁を撮るにはアイランドピークに登らなければならない。
登山は春〜秋で冬はスキーの選手だった。アイスクライミングの
用具を揃え(一部借用)、八ヶ岳でプロの特訓を受けてから行った。

   

日本山岳会のデータではヒマラヤに行く日本人は47人に一人が亡くなっている。

   

アタックキャンプ キッチンボーイ  attack camp 5480m

   

この氷壁はとても登れない

   

シェルパのパサン氏とザイルを結んでクレバスを通過
フランスで訓練を受けておりエベレスト他ガイド経験多数
世界中からのクライマーを相手にしているので
各国の言葉も分かるし、多くの知人がいて
あちこちのロッジに案内してくれた

   

命綱はつけていますが、左によろければクレバス、
右によろければ1000m下の氷河に落ちる

   

クレパス地帯抜けて頂上までまだまだ、アイスクライミングもある。
酸素が45%しかなく大変。足は1歩1歩ゆっくりしか動かせないのに
上半身は全力疾走しているのと同じで ゼイゼイハーハー、首の血管は
トッキントッキン、脈拍は130位か、登頂までそれが6時間続く

   

頂上まであと少し(クリックするとビデオ映像)
click to see video SONY bloggie

   

頂上は狭く、命綱を付けている Summit 6189m
ガスでローツェは綺麗に撮れなかったが写真で見るのと大違い
ものすごい絶壁で田辺さんの偉業にただただ敬服するのみ

   

シェルパも命綱を付けて写真撮影
後方に見えるのは1000m下の氷河

キャンプに戻りこんなつらい事は今回限りと早々寝た。
翌朝シェルパが言った。 「あなたは8000mの山、登れます」
最初会った時も「あなたは強い。見れば分かる」と言った。
これは客を増やすための社交辞令と思って聞いていたが
ザイル結んで登るので、実力の無い人間おだてて登れば
彼らの命も危なくなる。全くのベンチャラではないと思う。

   

ネパール登山協会の登頂証明書 certification

       


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